
DeepSeekが目覚めた? サイバーエージェントの追加学習モデルに「天安門事件」を聞いたら様子が違った
AI業界の話題をさらう大規模言語モデル「DeepSeek-R1」。「天安門事件」「尖閣諸島問題」といった話題に回答できない点が問題視されていたが……。
サイバーエージェントが開発した大規模言語モデル「DeepSeek-R1」が注目を集めている。特に、政治的に敏感なトピックである「天安門事件」や「尖閣諸島問題」に対する応答が問題視されていたが、追加学習を施した派生モデル「DeepSeek-R1-Distill-Qwen-32B-Japanese」がこれらの質問に対して適切に回答できることが確認された。
- DeepSeek-R1の性能
- 初期モデルは政治的な質問に対して回答を避ける傾向があった。
- 追加学習を施したモデルは、敏感なトピックにも回答可能であることが確認された。
- 具体的な回答例
- 天安門事件:
- 1989年6月4日に発生した学生・市民デモの弾圧。
- 政府による武力鎮圧、犠牲者数は不明だが国際的には数百から数千人と推定。
- メディア統制や国際的な影響についても言及。
- 尖閣諸島問題:
- 歴史的根拠の限界性や資源利権の重要性が指摘され、地政学的な価値も考慮されている。
- 教育や外交における「愛国教育」の影響が問題視されている。
- AIモデルの公開とその影響
- DeepSeekの公開により、思想的なリミッターが軽減される可能性が示された。
- AIの回答にはバイアスが存在するが、以前のように全く回答を拒否されることはなくなった。
- 今後のAIモデルの公開に関する議論において、重要な論拠となる可能性がある。
DeepSeekの事例は、AIモデルの公開が思想的制約を緩和する可能性を示しており、今後のAI開発や規制に影響を与えるかもしれない。特に、地政学的リスクが高い状況下でのAIの役割については、引き続き注視が必要である。

