
Copilot+ PCやハイスペックマシンでお手軽ローカルLLM「LM Studio」を試してみた UIがかなり使いやすいぞ DeepSeekの小型モデルも動く
ビッグテック企業がサービスやAPI越しに提供している超巨大LLMがトレンドではあるものの、ローカルで実行できるサイズのLLMにも実はいろいろな変化が起こりつつある。そんな変化を手軽に実感できるアプリとして今回紹介したいのが「LM Studi...続きを読む
米Element Labsが開発したローカルLLM(大規模言語モデル)アプリケーション「LM Studio」は、ハイスペックなPCやノートPCで手軽にLLMを実行できる環境を提供します。
- LM Studioの特徴
- 対応OS: Mac、Windows、Linux
- Windows版はx64とARMをサポート
- GUIを通じてモデルのダウンロードから実行まで簡単に行える
- インストール手順
- 公式サイトからインストーラーをダウンロード
- インストーラーを起動し、指示に従ってインストール
- 初回起動時に「Llama 3.2 1B」モデルのダウンロードを提案される(約1.3GB)
- ユーザーインターフェース
- メインウィンドウにはチャット画面、デベロッパー画面、モデル一覧などの切り替えボタンが配置
- 言語設定は英語から日本語に変更可能
- モデルの選択と性能
- HuggingFaceから多様なLLMを検索・選択可能
- 各モデルには量子化オプションがあり、メモリに応じた適切なモデルが推奨される
- 例: メモリ16GBの環境では、DeepSeek R1 Distill(Llama 8B)のQ4モデルが推奨される
- 実行性能
- モデルによって性能が異なり、特定のタスクに適したモデルを選ぶことが重要
- 例えば、コーディングに特化した「Qwen2.5-Coder-7B-Instruct」は迅速にコードを生成する
- セキュリティとライセンス
- ローカルでの実行により情報漏洩のリスクが低減
- 各LLMにはライセンスがあり、利用シーンに制限があるため確認が必要
LM Studioは、PCのスペックとLLMの小型化技術の進展により、手軽にLLMを試すことができる環境を提供しています。特に、各モデルの特性を理解し、適切なモデルを選ぶことで、より効果的に利用できるでしょう。
LM Studio公式Webサイト https://lmstudio.ai/
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