
中国、“脳にチップ移植”3人成功 年内にさらに10人、人体での検証加速
中国・北京に拠点を置く中国脳科学研究所(CIBR)と、国営企業のNeuCyber NeuroTechが、2025年末までに患者13人の脳に対するチップ移植を目指していると発表した。CIBRとNeuCyberによる共同プロジェクトが実現すれば...続きを読む
中国の脳科学研究所(CIBR)と国営企業NeuCyber NeuroTechは、2025年末までに13人の患者に脳チップ「Beinao No.1」を移植する計画を発表しました。すでに3人の患者に移植が行われ、2025年中にさらに10人への移植が予定され、2026年には約50人を対象とした正式な臨床試験を実施する計画もあり、技術の競争が激化しています。
これにより、イーロン・マスク氏が率いる米Neuralinkを患者のデータ収集で追い越す可能性があるとされています。
Beinao No.1は脳の表面に設置する半侵襲型チップを使用しており、患者がロボットアームを操作する様子も報告されています。Neuralinkは信号の品質を最大化するため、脳内に直接挿入するチップの開発を進めている一方、競合各社は脳の表面に設置する「半侵襲型」のチップを研究しています。後者は信号の品質で劣るものの、脳組織の損傷や術後の合併症リスクが低いとされています。
NeuCyberは投資家との交渉を進めており、BCI(脳コンピュータインタフェース)分野での商業化は短期的には限られていると強調しています。そのほかでは、米国のBCI企業Synchronは、ジェフ・ベゾス氏やビル・ゲイツ氏らが出資する企業で、米国で6人、オーストラリアで4人の患者に臨床試験を行い、世界をリードしています。これらのプロジェクトは脳科学と技術の進展において重要なステップとなる可能性があります。

